南アフリカで最初に訪れたところはケープタウンで、当時はまだ人種差別政策で悪名高い
アパルトヘイトが施行されていた。
その頃南アフリカは、日本との国交がなく、そのため我々が入国するためにケープタウンと
ヨハネスブルグの市長から個人的に招待を受けてようやく入国できた。
ケープタウンはアフリカ大陸の南端にあり、大西洋とインド洋の合流地点の海岸沿いに発展
してきた街だ。街のはずれには、山の頂上が平たい台状になったテーブルマウンテン
(標高800m)が海からそそり立つ様は圧巻だ。
この国は黒人が75%で全く黒人の国でありながら少数の白人が支配している。
レストランやトイレ、海水浴場なども白人と黒人は差別されていた。
見た限りでは、街は綺麗で建物も立派で近代化されており、気温も日本と大差がなく
いいところだと思った。
昔オランダの農民がケープタウンの海岸に上陸し、未開地を開いていったのだが、
後ろから来たイギリス人が、武力でオランダ人を退け北のヨハネスブルグまで追いやって
以来、イギリスが勢力を伸ばしてきた。
しかもヨハネスブルグの郊外で金とダイヤモンドの金鉱が発見されると、イギリスは更に
北へ侵攻をはじめ、現在のジンバブエまで手に入れた。
しかし街から一歩外へ出ると事前環境に恵まれ、自然公園にはヒヒなど沢山の野生動物が
おり、美しい花々が咲き乱れている。
訪れた時季がちょうどジャカランダの花が満開で、吹雪のように落下する花びらで道路は
紫の絨毯に敷きつめられたように見事な景観は感動ものだった。
ケープタウンの郊外のキルステンボッシュ植物園にはさまざまな花が植えられており、
アフリカ特有の大きな花、キング・プロティアを見たときは、この世には何と見事が花がある
のだろうと感激しきりだった。
これも郊外のコンスタンシアはいまや世界でも有数のワイン生産地で、ワイン醸造所では
試飲させてくれる。